あっ!買ったばかりの保護メガネが!

保護メガネ
  • 初めて買った保護メガネが
  • 失明災害の経験
  • 緑十字展2021 東京国際フォーラム
  • 曇らない保護メガネ?
  • まとめ
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初めて買った保護メガネが

製造工場ですと、粉塵や化学物質等の観点から目を守るために保護メガネの着用を義務付けている工場が多い。

工場での工事の時に、保護メガネかゴーグルの着装を義務付けられ、普段眼鏡をかけている私に、眼鏡の上からゴーグル着装を勧められた。

私の眼鏡は、少しでもぶつかると眼鏡フレームが、ズレやすいので、ゴーグルを選ぶのに躊躇していますと、「コンタクトレンズを使うのであれば、保護メガネが良いよ」と言われ、早々に保護メガネを購入しました。

保護具購入に関して、私は受講生に対し「皆さんは、一流の職人さんですよね!一流の職人さんは、道具にも拘り、一流の道具を使う!超一流の職人さんは、保護具も一流の物を使っている、適当に選んで使っていないし、着装もピシッとしている。」と言っておりますので、使い易く良い物を選ぼうと、掛けたり外したりと、使い心地に拘り納得のいく物を購入しました。(一流の保護具とは、値段ではないですよ、使い易く自分の仕事に合った物のことです。多少ブランドもありですが。)

とても気に入った保護メガネを選びました。とても高価という物では、ないですが一流ブランドの物を購入です。ですから、とても大切に使います。

いよいよ現場へ入場です。周りの方々も私の選んだ保護メガネを誉めてくださり、私は意気揚々と工場へ!工事を行っている建物に入ったと同時に、「パッチ」何が何だか解らなかった、何かがメガネに当たったようです。何となくですが見難い、おかしい、何で?メガネを外しレンズを見ますと、何と購入して間もない初めてかけたメガネが傷ついてしまったのです。

「うへ~嘘でしょ、買ったばっかり初めて使ったのに。」

もうガッカリというより、ショックでした。

落ち込んでいた私は、メガネをずうっと見ていました。

失明災害の経験

「あれ!傷の位置って瞳の位置では!」私はもう一度保護メガネをかけ直しますと、まさに左目まなこの位置です。

ぞ~っとしました。もし保護メガネをしていなかったら眼を傷つけていたと思ったからです。過去に災害で片目を失明された方を三人経験しています。

一人目の災害は、エンジン式草刈機を使用し草を刈っていた時、保護メガネをせずに刈っていた作業員が、岩に刃が当たったのにも関わらず強引に刃をぶつけた為、草刈機の刃が折れ何と、左目に刺さっての失明。

二人目は、枠組足場解体時にアンチ(鋼製布板、踏板のことです。因みに、アンチとは「アンチスリップメタル」鋼製布板に滑り止めがあるものから略して呼ばれております。)のズレを番線(針金)で止めていた物を、解体時に切断し外そうと階下から強引に引っ張り取ろうとして、サビだらけの番線が勢い余って左目に刺さっての失明。

三人目は、建物も完成し外構工事のブロック塀を作成しているとき、ブロック塀転倒防止の為の鉄筋棒(天端より10cm程出ていた)を切断のため、脚立の上から電動切断機を使っていた時、脚立から1mほど離れた鉄筋棒を無理な体勢から切断された鉄筋棒が飛び左目に当たり失明。

三名の方々の治療された医師たちは、皆共通して「片目を失った方は、全盲になる確率が高いので、普段から片目に無理をかけないよう。」と言われていたので、保護メガネの傷をもう一度見直した時、「良かった、私の目を守ってくれた。」保護具が何故必要なのかを肌身で感じました。

このような経験をしましたので、私は、建設現場であれ、製造工場であれ必ず、保護メガネをしてから現場に入ります。

かなりの期間、この傷が付いた保護メガネを、自分への戒めのため使用していました。

確かに目を守ってくれる保護メガネ、ゴーグルなのですが、不便に感じることもあります。作業して汗をかいたり、防塵マスクや新型コロナ予防のための不織布マスク着用によりレンズが曇ってしまうのです。見難いことから曇りを拭うために作業中の作業員の皆さんは、軍手等で拭うのでレンズを傷付けてしまうのです。傷のついたレンズは、非常に見難い。見難いメガネをかけて作業をすれば、無理をする。無理をすれば災害が発生しやすい。ですから、着装しなければいけない保護メガネなのですが、作業しにくい為、外して作業する方が、大勢います。

緑十字展2021 東京国際フォーラム

昨年の10月に中央労働災害防止協会主催で緑十字展2021を東京国際フォーラムで開催され沢山の企業が保護具等を出展してされていました。

十年ぶりに東京開催でしたので、先輩講師さん達と参加して回ってきました。

ぐるぐる回っていた私は、メガネに湯気をあてているブースを見つけました。

「すいません、このメガネは湯気をあてても曇らないの?」と聞きますと、

「宜しかったら、今かけているメガネを曇らないようにしますよ!」

私のメガネを、クロスで丁寧に拭いていただきました。

「はいどうぞ、レンズに息をかけてください。」

「ありがとう。」とお礼をして「ふ~」っと息をかけましたら、さ~っと曇りが消えていきました。

「すごいね、このクロス、これからの季節は、特に良いね。仕事中にクロスで拭くのは、作業員には、難しいかな?」

曇らない保護メガネ?

「作業員は、保護メガネですか?」

「そうです、保護メガネやゴーグルを着装しなければいけないのに、曇ってしまうからと、すぐに外してしまうのですよ」

「この保護メガネ、ご持参して下さい。それからこのゴーグルは、眼鏡かけても大丈夫ですし、両方とも曇りにくいですから!」

「ありがとう、これどこのメーカーですか?」

「これはフランスのBoLLEというメーカーです。」

あまり聞いた事のないメーカーですね。でもこれ良いかも!

いただいた保護メガネを、早速作業員の方に使っていただきました。

評価は、

「凄いですよ、全然曇らない。これみんなに勧めたいです。」

この評価を聞いた私は、BoLLEというメーカーを調べますと、

アルペンスキーやモーグルの選手達が使用しているゴーグルのメーカーなのです。日本の有名選手や世界のトップ選手達もスポンサー契約をされている企業でした。

北京オリンピックの女子モーグル日本選手や女子スーパー大回転に出ていた海外の選手達が使っていましたよ。

Bollé Safety / ボレー セイフティの保護メガネ
独自の技術開発と人間工学を駆使した保護メガネづくりで、世界においてプレミアムとしての地位を得ているボレーセイフティ。 どんな時でもかっこよく決めたい方に。現場でのストレスを減らしたい方に。

作業用ゴーグルは、メガネをかけていても曇らないし、とても柔らかいので、痛みを感じません。とても良いのですが、難点も!

保護メガネもゴーグルも曇らないのですが、内側に水滴が溜まります。曇らないのですが、水滴がレンズを濡らす。濡れても曇ったり見にくいということはないのですが、水滴を気にする方もいるかも知れません。ただ、曇るストレスはありませんので、私は使っています。

保護メガネにガスケットというゴムのカバーを装着しますと、ゴーグルのように顔とピッタリと密着するため化学工場でもゴーグルの代わりに使用できます。

色々と新しい分野から、我々建設業に保護具は、入ってきているのですね!

因みに、私の眼鏡を拭いたクロスは、“WTFOG”とういクロスでした。

貰ったチラシのQRコードから購入したのですが、最初の頃は快適でしたが、

二週間も続けると、曇り止めの効き目も落ちてきまして、かなり時間をかけてレンズを拭かないと効き目が出ません。Amazonや楽天市場でも沢山の曇り止めクロスを販売してますね。効果は、皆同じかな?

クロスが乾くと効果が落ちます。

眼鏡をかけている私には、このクロスは欠かせませんので、色々と購入して使っています。

見えない見難い、このストレスは仕事に良い影響を与えませんね。

まとめ

保護メガネもゴーグルもいちいちクロスや曇り止め薬品を塗るのも面倒だと、思われる方は、BoLLEの保護メガネ、ゴーグルは、良いと思いますよ。

BoLLEの保護メガネ以外でも、曇り止めを施した保護メガネが発売されています。3Mやミドリ安全で発売してます。

いくつか張り付けておきます。

ミドリ安全

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2022年3月5日 ブログ管理人:Autumn leaves (紅葉)

『怪我と弁当手前持ち』って知っていますか?

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