- 集中して作業したらミスだらけ!
- 周りをよく見ろ!
- 伝え方
- 新規で入場した、業者さんもちゃんと聞いてくれました。
集中して作業したらミスだらけ!
現場の監督さん・社長さん・職長さんへ!
小さなミスをした作業員に向かって、
「もっと集中して作業しろ!!」と、注意されている皆さん。
集中して作業していたら、ミスだらけですよ!
実験します。
真ん中の数字の7を15秒集中して見てください。
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(15秒経ったら隠してください。)
では、問題
- 周りの7はいくつありましたか?
- 周りの7の中にいくつ違う数字がありましたか?
- 違う数字の、1はいくつありましたか?
- 違う数字の、2はいくつありましたか?
- 周りの7の中に変わった7があるのですが、何が変わっているのですか?
私、全部分かりません。作った私が分かりません。
- ~ 4.は、ゆっくり数えてください。
- 5.は、文字の色が黒からグレーに変わっている物があります。
私は、15秒真ん中の7を見るよう指示をしています。
皆さんは、集中して真ん中の7を15秒見たので、
周りの7や1、2は見えていません。
しかも色が少し変わったものを見極められる方は、殆どいないと思いますよ。
即ち、集中して作業をすると、その作業に没頭してしまい、周りが見えなくなってしまうのです。
学生時代に、サッカーをやっていました。
試合中の掛け声は、「集中しろ!集中しろ!」でした。
失点をした時に、「隙があった、集中が途切れた。」とよく言っていたのですが、
今考えると、集中とは、周り全体をよく観察し、危険な状況やいかなる状態にも素早く反応し対応する。そして危険を回避することなのではと思います。
「集中して点を取る」という言い方よりも、「集中して守る」の方が、会っているように感じます。まぁ~気を抜いて点は取れませんけれどもね!
周りをよく見ろ!
という事で、みなさんが「集中しろ!」と言うのではなく、
「周りをよく見ろ!」と注意を促していただければ、小さなミスや災害が減るかもしれませんね!
言い方と言えば、昨晩のことなのですが、
息子とオミクロン株で討論を、
「オミクロンは、重症者は少ないが、蔓延が凄い、特に10代、20代と30代が圧倒的に多い、しかも罹患者は、ワクチン未接種者が非常に多いそうだ。
自分が罹患し沢山の方々と接触し、コロナを移すのは、安全の講師である自分が「危機管理能力ないので」とはいえない。やはり、ワクチン接種はやらなくてはいけない。何故、ワクチン接種を拒むのか?」と、私が言うと、
「接種をする・しないは、個人の自由な考えであるので、接種することを押し付けてはいけないよ!」
「いや、人に移すという迷惑は、掛けてはいけない。」
「一人で生活している者は、接種後に熱等でたら、誰も助けてくれないから、不安だよ!」
「僕自身、2回目の接種後に熱が出てとてもきつかった。
家にいたので、食事の心配も何もしないで休めたが、一人暮らしだったら不安で一杯だったよ。」
「コロナに罹患し、高熱を出したとしたら、誰も助けてくれないぞ。
39度以上になったら、救急車さえ呼べない。」
「だからと言って、接種しない者を、悪者扱いは、いけない。
十分に注意し、手洗いやうがいで予防して、周りにコロナ患者がいなくても、罹患する人もいるよ。」
「未接種者に直接、ダメだ、接種しろとは、言ってない」
「まるで、直接言ったのかと思ったよ!」
直接は、未接種者に「接種しろ」とは、言っていませんが、
気持ちは、「しろ」です。
この私の考え方は、ダメですね。安全という名の押し付けです!
何か息子に教えられたような気がします。
「安全に対して傲慢だと。」これは、私の戒めにします。
「何かを決めるときは、沢山の人の意見を聞きみんなで決めることで、個人の意見を押し付けては、いけない。」
年齢とともに、考え方が傲慢になってしまったのでしょうか?
色々な条件や状況に対応できず、自分の意見を押し付けてしまう。
自分の答えが全てと思い込んでしまっていますね。
職長・安責者教育の時に、
「ボトムアップみんなの意見を!」と言っているのに、
私は「自分の意見の押し付けですね。」
気を付けよう!
もしかして皆さんは大丈夫?

伝え方
も一つが、伝え方
朝礼で話したことを、全然聞いていない人が、いっぱいいますよ。
朝礼は、本日の重要事項を知らせる場なのに、意外に聞いていない人が多い。
「今日は、南面で○○の荷揚げのため50tクレーンが作業しますので、
今日一日南面への通行は禁止ですよ。」と伝えても、
興味がないのか、他のことを考えているのか、注意喚起を聞いていない作業員が
沢山いました。
「あれ、ここ通れないのか?」「レッカーが邪魔で作業ができない」「午後に材料が入るのに、困ったな~」・・・・・・・職長・安責者には、前日の安全工程打合せで伝え、朝礼で全作業員に伝えているのに、こんなことが結構ありますね。
特に伝わっていないのが、二次、三次の下請業者さんたちが多いですね!
知らなかったでは済まないのが、通達を聞かなかったためによる、災害です。
現場はたまったもんではありません、安全工程打合せと朝礼で注意喚起していたのに!
私が現場所長のころ、こんな事をしました。
朝礼終了後に、事務所に戻らずに現場巡視を始めます。
作業員の方々が、TBM(ツールボックスミーティング)やKY活動を実施しているのを見ながら、巡視をします。
そして、作業を開始した作業員に
「おはよう、今日私が、朝礼で何を話した?」
「今日は、南面で何か作業があった?」
「今日の安全重点項目は?」
毎日やりましたら、作業員たちは私と目を合わせてくれなくなったのです。
それでも、名前を呼んで色々と質問をするので、流石にみなさん朝礼をよく聞いてくれるようになりました。
面白いもので、協力業者さんでは、評判になり。
新規で入場した、業者さんもちゃんと聞いてくれましたよ。
新規で入場した、業者さんもちゃんと聞いてくれました。
「Autumn leaves所長は、朝礼での確認を問いかけるから、ちゃんと聞け!」と作業員に話す職長さんたちの声をよく聞きました。
聞こうとしなかった方々に聞かせるためには、何と言われようが、どんな方法でも構いません。作業員の皆さんがミスや怪我をしなければ良いので!
コメント欄にて色々と質問など書き込んで頂けると幸いです。
内容がおかしいとか、もっと災害の話が聞きたいとか、これってどうなの?
何でも構いません、コメントを頂けると、今後の励みになります。
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一緒に安全作業を楽しみましょう。
安全を好きになって下さい!
2022年2月18日 ブログ管理人:Autumn leaves (紅葉)
(仮)『怪我と弁当手前持ち』って知っていますか?
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